60歳からの賢い投資術
老後のポートフォリオとは
ポートフォリオとは資産の分散や組合せを意味し、株式、債権、投資信託、外貨預金など、様々な金融商品の特性を活かして、リスクを回避しつつ、少しでも高い利回りの運用を目的とした資産運用方法です
関連ページ >> 投資の基本(分散投資、ポートフォリオ)
使い道を考えた資産配分
まずは大きく3つに分けて考えます
- これから5年間(60歳まで)の不意な出費に備えた短期資金
- 年金が出る65歳以降に備える長期資金
- 個人年金の検討
退職金など老後のまとまった資金が目減りしてしまうような投資は絶対に避けたいものです。できるだけリスクを抑え、年3%程度のリターンを狙えるポートフォリオです
短期資金(全体の40%)
普通預金10% 定期預金15% MRF/MMF15%
長期資金(全体の40%)
国債20% 物価連動国債ファンド+他投資信託20%
個人年金(全体の20%)
変額個人年金20%
運用利回り別 運用益
参考までに運用利回りでどのくらいのリターンがあるのかを確認しておきましょう
たとえ3%でも大きな収益になるのがお分かりだと思います
2000万円を運用した場合のシュミレーション
1% | 3% | 5% | 7% | |
5年 | 2102万円 | 2320万円 | 2560万円 | 2820万円 |
10年 | 2208万円 | 2692万円 | 3276万円 | 3978万円 |
2000万円の資金を3%で10年運用できれば+692万円です(134.6%)
仮に5%で+1276万円(163.8%)にも膨らむのです
もし定年退職直後に貯蓄2000万円だったとして、毎年100万円を利回0%のまま切り崩していくと20年で全て使い切ってしまいますが、3%で運用し続けると30年持たせることができるのです
運用利回りの1%の差がどれほどのものか、よく認識しておきましょう
上記のシュミレーションを見て解るとおり、老後資金を大きなリスクを負ってまで投資する意味はありません。利回1%でも2%でも長期で考えると大きなリターンが得られます。
安定運用を心がけましょう
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