預金はインフレに負けるのか?
世間一般の人で、インフレと自分の保有する資産との関係を意識している人はほとんどいません。
それは個人資産はせいぜい数千万円程度なので実感として捉えにくからです
インフレを甘くみない
仮に1000万円の資産がインフレ率3%の時、自宅でタンス預金していたとしたら、1年後には970万円の価値になっているということです。5年後には150万円も目減りして850万円、10年後には300万目減りして700万円の価値しかなくなるわけです
10年で300万円を多いと見るか少ないと見るかは個人個人で違いますが、それが退職金だったとしたらもったいないと思いませんか?
みすみす300万円無くなるのであれば、10年前に300万円で自動車を購入するとか、自宅をリフォームするなどした方が、よほど利口です
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参考までに消費者物価指数の各国推移を乗せておきます。インフレと関係が深いので、日本は消費者物価指数が低位で推移していますが、それでも1980年と比べて1.26倍です
アメリカが2.61倍、韓国が3.92倍です
定期預金だけでインフレを乗り切れるか
一般的に証券会社などはこう言います
「長期間を対象にした調査によると、ほとんどの場合、預貯金など確定金利の金融商品ではインフレを上回る利回りは得られません。しかし株式への投資は、長期で見るとインフレを凌駕する事ができるのです。銀行にお金を眠らせておくのはもったいないです」と・・。
しかし本当にそうでしょうか?
ここ数十年間のデータでは預金金利がインフレ率を上回っています
負けているのは1973年のオイルショック時や、1997年の消費税導入の時だけです。もし上記のような話をする営業マンがいたら、説明できるだけのデータを提示してもらいましょう。過去のデータからでは説明できないはずです
ではなぜ投資なのか?
定期預金だけでインフレにも負けない効果があるのなら、わざわざリスクを負ってまで投資をしなくても良い気がしますが、一般的には「債券はインフレに勝てない」というのが通説で当たり前の事とされています
また今後の日本経済が復活すれば、間違いなく現状よりは物価も上がりインフレ率も高くなると思われます。
問題はここからで、それがどれくらいのものなのかという点です。通説通りに預金金利では追いつけないほどになるかもしれません(誰にもわかりません)
また投資にはもう一つの大きな目的があります。それは「儲ける」という事です
10年後に1000万円にしたい!という目標があるからリスクを負って資産運用するのです
定期預金だけで手許の300万円が10年後に1000万円になろうはずがありませんが、投資であれば充分に可能です
ですから老後資金を運用するのであれば、預金を含めリスクの少ないものと多少のリスクを負いながらリターンを期待する金融商品を組み合わせることが必要なんです
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