介護保険三施設とは

介護保険制度の元でサービスを実施している主な施設のことで、介護老人福祉施設介護老人保健施設介護療養型医療施設の三つを介護保険三施設と呼んでいます。
介護老人福祉施設は、特別養護老人ホーム、略して「特養」とも呼ばれています(介護老人保健施設は「老健」とも呼ばれています)。
介護療養型医療施設は、医療機関(病院や診療所)が主な施設です。
*診療所とはベッド数が19床以下の医療機関、病院とは20床以上の医療機関




 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

施設数は全国で5,000程度。入居できる人数は40万人程度で介護保険三施設では最大規模です。在所者の平均在所日数は1,445日で、人生の最期を看取られる人も大勢います。
要介護度1〜5の方が対象で、費用が低い4人程度の相部屋を希望される方が多いようです。

[費用の目安]・・・・総額8〜13万円程度
・介護保険の1割負担分 2.8〜3.2万円
・居住費(滞在費。室料+光熱費) 1〜6万円
・食費 4.2万円

関係法規は、老人福祉法と介護保険法


介護老人保健施設(老人保健施設)

施設数は全国で3,000程度。入居できる人数は30万人程度です。介護老人福祉施設よりも比較的要介護度は低めの方が多く、在所者の平均在所日数も介護老人福祉施設の1,445日に比べ、395日と短くなっています。
病院と特養の中間的な役割をもつ施設で、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、栄養士、介護福祉士などの専門スタッフがリハビリを実施したり、家庭での日常生活が円滑に送れるように
援助する所です

[費用の目安]・・・・総額9〜15万円程度
・介護保険の1割負担分 2.8〜3.2万円
・居住費(滞在費。室料+光熱費) 1〜6万円
・食費 4.2万円
・加算諸経費 1〜2万円

関係法規は、介護保険法


  介護療養型医療施設

施設数は全国で4,000程度。入居できる人数は15万人程度です。要介護認定を受けた「要介護1」以上の方が入所(入院)できます。介護保険三施設の中で最も手厚い医療を受けることができますが、病状が安定していることが条件で、あくまでも「療養」が目的の施設です(外見上は長期入院という形になります)。

[注意]
介護療養型医療施設は廃止の方針が出されていて、他の施設への転換を求められています

関係法規は、医療法と介護保険法



[ 介護保険が利用できるその他の施設 ]
 認知症高齢者グループホーム
 老人デイサービスセンター
 老人短期入所施設


老人ホーム紹介リンク
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老人ホーム・介護施設紹介センター
有料老人ホーム・シニア住宅検索サイト
全国有料老人ホーム【オアシス相談室】





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