複利で運用が鉄則

元金によって生じた利子を再投資し、利子に次の利子が付く

例えば、子供が親に「ねぇお父さん、今日のおこずかいは1円でいいから、明日は2円にして・・そしてその次の日は、またその倍の4円・・8円・・16円に」と言ってきました。
さあ、1ヶ月後にはいったいいくらのおこずかいになると思いますか?

10日後は512円、20日後には52万4000円。そしてなんと30日後には1日に5億3687万912円にもなってしまうのです。1ヶ月間の合計金額は・・10億7374万1823円です。


複利と単利の試算

元金100万円を年利10%で30年間運用した場合の試算してみました(税引前)。

複利単利試算

複利:100万円 → 1749万円
単利:100万円 →  400万円

その差額は30年後に1344万円にも及びます。



 途中で引き出してしまった場合の試算

複利とは「利子に利子がつく」からメリットが大きいはずが、途中で利子が付いて増えたお金を現金で引き出してしまうとどうなるのでしょうか・・・
複利単利試算

10年後には259万円になっていますが(159万円の増加)、このうち元々の元金に相当する100万円を現金で引き出して、残った159万円での運用を続けます。
20年後には413万円になっていますが、ここでも200万円を引き出してしまいました。この時点での残高は213万円になりましたが、このまま投資を続けた結果、30年後には529万円となりました(引き出した現金と合わせて829万円です)。

しかし・・・
1回も現金を引き出さなければ、元金100万円が年率10%で30年間運用を続けた場合は1749万円にもなっていたはず・・
その差額は1000万円近くにもなるのです。




複利のメリットを最大化するには

  • 株、投資信託などで増加したものを現金化せず再投資を続けます
  • できるだけ長期の投資を行います


 どのような金融商品が複利のメリットを最大化できるのか

投資信託などの分配金の扱いに気をつけます。
必ず配当金、分配金は再投資されるものを選ぶようにします。中には再投資されずMMFの口座に振り込まれてしまうものもあります。
配当金、分配金が再投資され(複利で運用される)、その際もノーロード(手数料無料)のものを選ぶようにしましょう





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